9月19日は、取り扱っている漢方薬の研究会会員の集まりがあって、行ってきました。
特別講演でお話してくれたのは、5月に一度お話を聞いた
佐藤弘さんと、長崎で有機野菜を作っていらっしゃる
吉田俊道さんでした。
佐藤さんは、前回とほぼ同じ内容のお話でしたが、2回目でもおもしろく聞かせて頂きました。
そして、吉田さんのお話は初めてでしたが、とってもユニークで楽しい話し方で、野菜作りの情熱を感じました。
吉田さんは、教員という安定した職業をやめて野菜づくりに取り組んだそうです。
吉田さんの作る野菜は、無農薬なのに虫がつかず、そして大きくて甘い!とのこと。
メロンを食べるように大根を食べている子供の写真も。
そんな野菜ができる秘密は土にあるそうです。
そして、その土はなんと生ごみが大きな役割を果たしているのです。
写真で他の野菜と比較されていましたが、なんともパワフルな野菜たち。
野菜の命のいきおいが盛んというか・・・。
こんな野菜を食べたら、本当に心と体が元気になると思いました。
この方はタカコ・ナカムラさんとの共著もあります。
本を買ってみて、読んでみようと思います。
そして、
佐藤剛史さんからは「弁当の日」のお話がきけました。
ある小学校から始まった、月一回の弁当の日。
なんと、小学生が自分で朝弁当を作って学校に持って行くのです。
家庭科の始まる5年生からとのことなのですが、これがまたすごいお弁当ばかり!
工夫がこらしてあって、本当に美味しそうなお弁当がならびます。
小学生のときから、こうやって自分でお弁当を作ることによって、生きる力をつけること、そして、家族のコミュニケーションというものを増やしたいと願って始まったイベントとのことでした。
大学生の食事の調査でわかった、食事内容のひどさ。
これでは、社会にでて、結婚して、子供ができて、子供に食べさせるとき、一体彼らはどんな食事をするのだろう、どんな食事を作ってあげるのだろう。
これは、個人でとどまることなく、そのまま次の世代につながってしまう。
これではいけない…という思い。
授業をまともな姿勢で聞けない子供たち。
朝何を食べたか聞いたら、朝食抜きや菓子パン、ジュースだけなどの内容に驚いた教師。
その子たちに、朝必ず味噌汁を作って食べるようにと宿題を出したら、集中力があがり、成績もあがったんだとか。
成績をあげるために味噌汁を宿題にしたわけではない。
味噌汁を作ることによって変わる家庭環境。
子供たちからのメッセージ。
今、まさに子育て真っ最中の私にとって、心を揺さぶられる内容のものばかりでした。
自分もまだまだだな~。
子供の可能性を、自ら引き出すお手伝いをしなきゃいけないな…などね。
食というものの大切さを改めて感じられたいい講演でした。
とかいって、今日の我が家の献立は、焼くだけ餃子にチャーハンも素を利用したりして。
無理しない、無理しない(笑)