先日のクロレラ工業さん主催の研修会でもうひとつ良いお話をきいてきました。
ドリームアーティスト大志さんの講演でした。
「え?何する人?」って思いますよね。
ブログのプロフィールには
『1人ひとりが「本当の自分をイキルコト」で世界中がきらきら輝くと信じ、『あなたの夢は何ですか』と夢を聞き、世界中の人たちに愛ある夢を生きるきっかけをつくっている』と書かれ、一人一人にハンカチに夢を書いてもらった「夢ハンカチ」を富士山の登頂に届けたり、ハンカチに夢を描いてくれた人達のスマイル写真を世界中から集め、それを宇宙ステーション「きぼう」に届けたりしてくれる方なのです!
富士夢まつりのホームページより。
最初は、「なんだか怪しい人だな。。。?」と思ってしまったのですが、話を聞いているうちに、この人は本当に皆がハッピーになって欲しいと純粋に思っている人なんだなとちょっと感動しました。
人は社会の中で好きなことだけして生きることはできないと思うし、プライドや見栄や自分を守るための殻があったりすると思います。
大志さんは、大学卒業後、何度も転職したそうです。自分のやりたいことが見つからないから、自分らしさが出せないからだと言っていました。
「会社や組織はそう自分の思う通りに最初からならないでしょ」と思ってしまったのですが、自分の心に素直な大志さんが正直うらやましく思う気持ちもありました。
さて、そんな大志さんの「愛ある夢を」というドキュメンタリー映画が流れました。
その中に、余命6か月と宣告された20歳の女の子が出てきました。
17歳のころに一度ガンが見つかり、抗がん剤治療をしたのですが、また再発してしまったとのことです。
美容師をしていた彼女は治療を望まず、大志さんが経営していたカフェのスタッフにスカウトされ、そのあと大志さんに自分の病気を告白したのです。
スクリーンの中の彼女はとても可愛らしく、一生懸命生きていました。本人が望むので、毎日カフェでスタッフとして過ごしたそうですが、まともに働ける状態ではなく、夢ハンカチをつなぎ合わせる仕事を少しずつしていました。
「話せる状態の彼女しか撮れていない」と大志さんは言われており、それでも弱弱しくなっていく姿が見て取れました。
余命一か月を切った彼女は横になった状態で話せませんでした。でも彼女は「治るかもしれない!」と奇跡を信じていたようです。
自分のガンのことを「宝物」といい、この宝物のおかげで自分は家族の愛に感謝し、カフェの仲間に会えたことに感謝していると言っていました。そして、余命6か月と言われた時から9か月がたったとき、彼女は皆に話しました。「治りました」と。
私はそのシーンを見て絶句。確かにドキュメンタリーです。話では、ガンが治る人がいると聞いたことはありますが、目の前の映像で本人を見たのは初めて。しかも今では結婚され、二人のお子さんもいらっしゃるというのです。
西洋医学の薬の仕事を7年半していた私は漢方の世界に入ってもやはり有効性を裏付けるデータや安全性を重視します(説明がくどいのはそのせいです^_^;)。
なので、見えないエネルギーやパワーというのも存在すると思うけど、冷静に見ないといけないと思っています。だけど、この20歳の女性の純粋な心、信じる心、感謝の心というのが奇跡を起こしたとしか思えませんでした。
大志さんは、今も被災地に足を運び、ボランティアをしながら書きたいという方から夢を集めています。佐賀の武雄中学校で、被災者のために何かしたいという中学生の気持ちを行動に実現させるお手伝いをされています。
いろんな状況があり、個人個人つらいことや、あきらめなどもあると思います。
ふと、自分が本当に望むことはなんだろう?自分の夢ってなんだっけ?と振り返ることにより、心の奥にあった輝きの玉のようなものが見えてくるかもしれません。それが、きっとその人のいのちを生き生きさせてくれるんじゃないかと思うのです。
夢を書くことは照れ臭いかもしれませんが、夢ハンカチ、書いてみてはいかがでしょうか。ご希望の方は薬局に夢ハンカチがありますので書いてくださいね。今年の8月24日に富士山に届きますよ!